私たちは街に出ると色々な会社名やブランド名を日常的に目にします。
そんな社名やブランド名には、その地域の人しか知らない名前もあれば、誰もが知っている名前もあります。
ですが誰もが知っている名前であっても、その名前の由来まで知っている人は多くはありません。
そこで今回は誰もが知っている社名、ブランド名がどんな意味をもつのか、どんな思いが込められているのかなど、社名、ブランド名の由来をご紹介していきます。
明日からちょっとしたネタにできるものもあるかも!?
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あのブランド名ってそんな意味だったんだ!?有名ブランドの名前の由来とは?
ユニクロ UNIQLO
「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」の略です。
ただ当初の英語表記は綴りそのままに「UNICLO」(UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE)と表記していました。
ですが1988年に香港に現地法人を設立した際に、会社登記の書類のブランド名の略称に「UNIQLO」と間違えて記入したことがきっかけです。
間違いをみた柳井正社長がこの綴りを気に入り、「UNIQLO」を正式に採用したそうです。
そんな間違いから生まれた「UNIQLO」ですが、たしかに「UNICLO」より特徴的ですし、文字のバランスもいいですよね。
ジーユー GU
ブランドのコンセプトである「もっと『自由』に着よう」から「自由」をアルファベットに置き換えたのが由来。
シンプルですが「自由」を「GU」に変えただけで一気にブランド名っぽくなるところがさすがですね。
ナイキ NIKE
ナイキを象徴するロゴ「スウッシュ」がギリシャ神話の勝利の女神である「Nike」が翼を広げたデザインに見えなくもないことから。
ちなみに女神の「Nike」は「ナイキ」ではなく「ニケ」と読みます。
アンダーアーマー Under Armour
ユニフォームの下(under)に着用する「アスリートが戦うための鎧(Armour)」が由来。
その名の通りアンダーアーマーのコンプレッションなどは着心地もいいですし、なによりすごく性能が高いですよね。
そのこだわりがわかるブランド名になっていますね。
アディダス adidas
創業者の「アドルフ・ダスラー」の愛称「アディ」と「ダスラー」をつなげて「アディダス」。
「シャネル」や「ルイ ヴィトン」など創業者の名前がそのままブランド名になったパターンは多いですが、そこに一捻り加えた感じですね。
それにしても「アドルフ・ダスラー」ってカッコいい名前だと思いませんか。
プーマ puma
ロゴにもなっている、南アメリカや北アメリカの一部に生息する大型肉食性哺乳類の「ピューマ」が由来。
元々は創業者である「ルドルフ・ダスラー」のルドルフの「RU」と、ダスラーの「DA」を合わせた「RUDA」という社名でしたが、より軽快なイメージにするために「プーマ」に変更したそうです。
ちなみに「ルドルフ・ダスラー」とアディダス創業者の「アドルフ・ダスラー」は実の兄弟です。
この兄弟、かなり険悪な兄弟仲だったらしいのですが、「アディダス」と「RUDA」、社名のつけ方が全く一緒なのが、仲が悪くてもやっぱり兄弟なんだなと思ちゃいますね。
トミーヒルフィガー TOMMY HILFIGER・ラルフローレン RALPH LAUREN
どちらも創業者の名前から。「トミーヒルフィガー」は「トーマス(トミー)・ヒルフィガー」。「ラルフローレン」はそのまま「ラルフ・ローレン」。
ちなみに「ラルフローレン」に投資したり、「トミーヒルフィガー」の大株主である「ローレンス・ストロール」の息子はF1ドライバーの「ランス・ストロール」です。
自身の自動車好きとドライバーである息子の存在が相まってとうとうF1チームまで買収してしまいました。いやもうゲームの世界ですね。
ユナイテッドアローズ UNITED ARROWS
一つの目標に向かって直進する矢(ARROW)を束ねたもの(UNITED)という意味で、由来は毛利元就の「三本の矢」の考えを根底にした「束矢理念」から。
一本なら折れる矢も三本なら折れない、まさに会社の理念としても素晴らしい名前ですね。
毛利元就が現代に生きていても、大名にも負けない大会社を創業していそうです。
ビームス BEAMS
現社長設楽洋の父である創業者設楽悦三がもともと経営していたダンボール製造の新光株式会社の、「光」から。
まだ光の当たっていないものに光を当てる「光線」の「beam」。
参加する人々が支え合って提案していこうという思いから「梁」の「beam」。
世の中の人を笑顔にしたい思いから「光り輝く笑顔」の「beaming face」。
この3つ意味が「BEAMS」には込められているそうです。
どの意味も素晴らしいですし、すごく「BEAMS」っぽいというか、込められた思いを体現している会社だなっと思いますね。
シップス SHIPS
船舶での運送、海運業、などを意味する「Shipping」から。
世界中からいい物を探して運んでくることから「船で荷物を運ぶ」を意味する名前にしたそうです。
セレクトショップとしてのプライドが感じられる名前ですね。
ギャップ GAP
ジェネレーション・ギャップの「ギャップ」から。
創業者であるフィッシャー夫妻が友人と、ジェネレーション・ギャップについて話していた時に思いついたそうです。世代間の隔たりをつなぎ合わせるという思いが込められています。
その思いの通り、老若男女に愛されるブランドですよね。
ディーゼル DIESEL
世界中で同じように発音されるので覚えやすく、当時注目されていた「ディーゼル燃料」のように世の中を活気づけたいという思いからだそうです。
「ディーゼル燃料」といえば「ディーゼルエンジン」ですが、なんというか「ディーゼルエンジン」の力強さが「ディーゼル」とリンクしているなと思うんですよね。
速さよりもパワーって感じが「ディーゼル」っぽいな~と思うのは私だけでしょうか。
マンハッタンポーテージ Manhattan Portage
ニューヨークのマンハッタンの超高層ビル群をイメージして。
有名な赤いロゴもそのイメージですよね。
ちなみにコンセプトは「New York Tough」です。名前もコンセプトも一貫していますね。
まとめ
創業者の名前から企業理念が詰まった名前まで色々な由来がありましたね。
由来を知って思うことは、創業当時の理念を今も体現しているということでしょうか。
会社によっては創業からかなりの年月が経っていて、その時代に合わせて会社の方針や戦略、デザインなども変わっているのでしょうけど、それでも根底にある理念はブレていない。それが長年愛されている秘訣なんじゃないかと思いますね。
他にもね、間違いから生まれた名前だったり単純に面白い由来のものもあったので、みなさんも好きなブランドや、街で目に付いた社名の由来を調べてみたら、そのブランドの見かたが変わったり、新しい発見があるかもしれないですよ~!
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