みなさんはこのロゴを見たことがありますか?
もちろん見たことありますよね(笑)
NIKEのロゴマークです。
今回はこの誰もが知っているNIKEのロゴの誕生にまつわる逸話や由来についてのお話です。
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NIKEの有名ロゴに隠された逸話・由来とは!?
ロゴの意味とは?
このNIKEのロゴの名前は「SWOOSH」といい、日本語では「スウッシュ」や「スウーシュ」と呼ばれることが多いです。
この「SWOOSH」の意味ですが、躍動感やスピード感を表す擬音です。
よくマンガやアニメでキャラクターが走ったりするときに「ダーッ」とか「ビューン」、「シュタタタタ」とか効果音がありますよね?
それが「SWOOSH」なんですね。
このようにこのロゴには躍動感という、NIKEを象徴するにはピッタリの意味が込められているんですね。
由来はなに?
ギリシャ神話に登場する勝利の女神である「ニケ」が由来とされていています。
この女神「ニケ」の翼をイメージしてデザインされたそうです。
ちなみにこの「ニケ」ですが、英語読みでは「ナイキ」(NIKE)です。
そうです!この勝利の女神である「ニケ」は「SWOOSH」の由来だけでなく「NIKE」の社名の由来でもあるんです。
つまり「SWOOSH」は社名と同じ由来をもつ「NIKE」にとって唯一無二の存在なんですね。
デザイナーは誰?
SWOOSHのデザインをしたのはキャロライン・デイビッドソンという女性です。
そして驚くことに彼女がこのロゴをデザインした当時、なんと彼女は女子大生だったそうです!
ではなぜ学生だった彼女がロゴをデザインすることになったかというと、ロゴがデザインされた1971年当時、NIKEの創業者であるフィル・ナイトはポートランド州立大学で会計学の講師をしていたのですが、そこでグラフィックデザインを専攻している学生であった彼女と出会います。
そして彼は彼女のデザインに光るものを感じたのか、製図の課題をしていた彼女を捕まえ、ロゴのデザインの依頼をします。
その結果生まれたのが、SWOOSHだったんですね。
デザイン料はたった35ドルだった?
このようなエピソードの結果生まれたSWOOSHですが、彼女に支払われたデザイン料は、今や誰もが知るロゴのデザイン料としては格安も格安のなんと35ドルでした。
当時まだ学生でありデザイナーとしても駆け出しだった彼女に、フィル・ナイトが提示したデザイン料は「時給2ドル」というものでした。
この条件を承諾した彼女はデザインに費やした時間「17時間30分」分の請求をした結果、デザイン料が35ドルとなったそうです。
いくら学生で駆け出しのデザイナーとはいえ、今から考えるとあり得ないほど格安のデザイン料ですね~(笑)
彼女には後に…
その後、彼女はNIKEの初期のツールのデザインを数多く手掛けていたのですが、デザイン制作が代理店に移った後の1983年9月、フィル・ナイトは彼女を呼び出し、金とダイアモンドのSWOOSHリングとすでに大きくなっていたNIKEの株券をプレゼントしました。
やはりフィル・ナイトもNIKEの象徴であるSWOOSHをデザインした彼女に感謝の気持ちを持っていたのでしょうね。
実は気に入っていなかった?
さて、そんな最後はほっこりするエピソードもあったSWOOSHにまつわる逸話でしたが、実は衝撃の事実がまだ隠されています。
それはフィル・ナイトは当初SWOOSHのロゴデザインを気に入ってなかったという事実です。
キャロライン・デイビッドソンはSWOOSHの他にもいくつかのデザインを候補として用意していたのですが、フィル・ナイトはそのどれもが気に入らなかったそうです。
しかし当時、印刷の期限が迫っていたため、彼がその中から渋々選んだのがSWOOSHなんですね。
その際、彼は「今はこれが良いデザインだと思わないが、時間が経てば馴染むだろう。」と語ったそうですが、馴染むどころか今や世界でも有数のロゴマークになっているのですから、分からないものですね。
まとめ
- ロゴの名前は「SWOOSH」で「スウッシュ」や「スウーシュ」と呼ばれている
- 意味は躍動感やスピード感を表す擬音
- 由来はギリシャ神話に登場する勝利の女神である「ニケ」の翼をイメージしたもの
- デザイナーは当時女子大生だったキャロライン・デイビッドソン
- 彼女のデザイン料は35ドルだった
- 後に彼女には金とダイアモンドのSWOOSHリングとNIKEの株券がプレゼントされた
- 実はフィル・ナイトは当初「SWOOSH」のデザインを気に入っていなかった
さて、今回は有名ブランドNIKEを象徴するロゴ「SWOOSH」にまつわる逸話をご紹介してきましたが、やはりこれだけ有名なロゴには隠されたエピソードが存在するんですね。
まずデザインしたのが当時女子大生だったというのも衝撃ですが、なんといってもあのロゴのデザイン料が35ドルだったというのは大きな衝撃ですね。
今となっては考えられないですから(笑)
ですが、その後にフィル・ナイトが彼女に感謝し、相応のプレゼントをするというのはほっこりする良いエピソードだなと思いましたね。
……まぁデザインは気に入ってなかったようですが(笑)
さて、この他にもNIKEには元々オニツカタイガー(現アシックス)の代理店だったエピソードなど、まだまだ色々なエピソードがあるのですが、それはまたの機会に……
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