浦島太郎の服装は!?腰に巻いているのはなに?おとぎ話の服装シリーズ!明日使える小話

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浦島太郎の服装は!?腰に巻いているのはなに?

浦島太郎といえば日本を代表するおとぎ話ですよね

さぁ今回はおとぎ話の服装シリーズということで浦島太郎の服装についてお話していきます!

浦島太郎といえばおとぎ話を代表する物語、キャラクターですよね?
私も小さい頃は竜宮城に行きたいな~と思ったものです(笑)
まぁ結末はちょっと怖いんですが……


さてそんな浦島太郎ですが、服装としては腰に特徴的なものが2つありますね。
腰に着けている藁みたいなものと籠みたいなアレです。

これらは一体なんなのか?についてお話していきますよ~!


他のおとぎ話の服装についてはこちら↓

【おさらい】浦島太郎のストーリー

小さい頃は竜宮城に憧れましたね~

まずは本題に入る前に浦島太郎のストーリーについておさらしておきましょう!
浦島太郎のストーリーを簡潔にお話するとこんな感じです。


漁師の浦島太郎は年老いた母親と2人で暮らしていました。
ある日、浜辺で亀がいじめられているのを見つけた浦島太郎は、亀を助け海に逃がしてあげました。
それからしばらくしたある日、浦島太郎が釣りをしていると助けた亀が現れ、あの時助けたお礼として竜宮城に招待されます。

亀の背に乗って海の底にある竜宮城に向かった浦島太郎は、そこで乙姫や魚たちに歓迎されご馳走や踊りを楽しみます。
その後、楽しかった宴も終わり浦島太郎は帰ろうとしますが、乙姫や魚たちに引き留められたので浦島太郎は竜宮城に泊まり、翌日も宴を楽しみます。
その後も帰ろうとすると乙姫たちが引き留めるーーということを繰り返すうちに浦島太郎も帰ることを忘れ、来る日も来る日も宴を楽しみ続けました。

そして数年経ったある日、浦島太郎はふと母親のことを思い出します。
年老いた母親は元気に暮らしているだろうか?自分がいなくて不自由していないだろうか?と思ううちに、あれだけ楽しんでいた宴も楽しめなくなった浦島太郎は帰る決意をします。
もちろん乙姫たちには引き留められますが、浦島太郎の決意は鈍らず彼女たちを説得し、ついに彼女たちも引き留めることを諦めます。
そして浦島太郎は乙姫と魚たちとお別れをして、来た時と同じように亀の背に乗ってあの浜辺に戻ってきました。

久しぶりに懐かしい浜辺に戻ってきた浦島太郎ですが、すぐに異変に気づきます。
嫌な予感がしつつも急いで母親の待つ家に向かいますが、そこは自分の知っている村ではなく、自分の家も無くなっていました。
慌てた浦島太郎は、通りすがりの老人に浦島という名前に覚えはないかと聞くと、老人は何十年も前に海から帰ってこなかった男がそんな名前だったと答えます。
そこで浦島太郎は竜宮城で数年過ごした間に、地上では数十年経っていたことを悟ります。

母親や友人、知人がみんな亡くなってしまったことを知った浦島太郎は途方にくれますが、その時ふと1つの箱を思い出します。
その箱は玉手箱といい、竜宮城から帰る際に乙姫から渡されたものでしたが、乙姫に決して開けてはならないと忠告されたいわくつきの箱でした。

しかし、全てを失った浦島太郎は忠告を無視し玉手箱を開けてしまいます。
箱を開けると煙がもくもくと出てきて浦島太郎を包みます。
そして煙が消えるとそこには髪の毛もヒゲも白髪になった年老いた浦島太郎だけが残されていました。

見た目豪華な箱ですが恐ろしい箱でもあります

以上が浦島太郎のストーリーです。
パッと見、楽しそうな感じで人助けなど良いことをすると報われる話に思えますが、ラストのどんでん返しまで見ると結構ホラーな話ですよね。
世にも奇妙な物語で放送されても違和感なさそうです(笑)
まぁ日本のおとぎ話にはこのようなホラー要素が入ったお話が実は多かったりするんですけどね。

浦島太郎の服装は?

浦島太郎といえばこの服装ですね

さぁではストーリーの振り返りもすんだところで早速服装を見ていきましょう!
浦島太郎といえば上の画像の服装だと思いますが、なかなか特徴的なところがありますね~

まず上半身から見ていくと、こちらは普通ですね。一般的な着物を着ています。
上半身だけだと時代劇に出てくるような当時の一般的な村人という感じですが、やはり特徴的なのは腰に巻いている藁のようなものですね。
これは一体なんなのでしょうか?

腰に巻いているものはなに?

浦島太郎が腰に巻いているものは、これは腰蓑(こしみの)という藁のスカートのようなものなんですね。
この腰蓑は腰に巻くことで、水しぶきや魚の油で着物が濡れたり汚れたりしないようにしたり、保温効果があったりと様々な効果があるんです。
そのため浦島太郎のモデルとなった時代では漁師の必須装備だったそうですね。

ちなみにこの腰蓑ですが実は現代でも現役で使用されています。
それが上の画像にもある鵜飼をする鵜匠なんですね。
鵜飼といえば長良川の鵜飼が有名ですが、長良川の鵜匠が腰に巻く腰蓑はシーズンオフに手作りで作られるそうですよ。

長良川の鵜飼といえば有名ですね

腰につけている籠みたいなのはなに?

さて腰に巻いているのは腰蓑だとわかりました。
ですが、もう一つ腰で気になるのがありますね。
そう、腰に付けている籠みたいなものです。

これは魚籠(びく)といわれる釣った魚を入れる籠なんですね。
主に竹や籐を編み込んで作られるそうなんですが、これも腰蓑と同じく当時の漁師の必須装備だったそうです。
釣り竿も持っていますし、浦島太郎は一般的な漁師の服装をしていたみたいですね。

あと脛に巻いているのは脚絆(きゃはん)という脛当てです。
こちらは漁師だけの装備ではなく当時は広く使用されていたもので、長い距離を歩いたりするときや防寒、けが防止目的で使用されていたものです。
時代劇などでもよく登場するのでみなさんも見たことあるんじゃないでしょうか。

まとめ

さぁここまで浦島太郎の服装を見てきましたが、やはり浦島太郎の服装は当時の漁師の定番の服装のようですね。
あくまで一般的などこにでもいる漁師が亀を助けたがために色々と不思議体験をするお話みたいです。

なのでもし浦島太郎に仮装する時は腰蓑や魚籠、釣り竿が重要なポイントになってきそうですね~
まぁそれらが無くても亀に乗っていたら大丈夫そうですが(笑)

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