さてさて気づけば夏至も過ぎ、本格的な夏ですね~。
夏と言えばスポーツ!
ということで今回はファッションにも多大な影響を与えたスポーツ「ポロ」についてご紹介していきますよ~
ポロのルールや歴史、現在のポロや、どうファッションに影響を与えたかなどについてお話していきますね。
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「ポロ」ってどんなスポーツ?
まずはポロの歴史やルールについてです。
なかなか歴史ある奥深いスポーツですよ~。
最古のスポーツ?
実はこの「ポロ」は最古のスポーツのひとつとされていて、なんとその始まりは紀元前6世紀だそうです。
とはいえ紀元前6世紀といわれてもあまりピンときませんよね?
そこで紀元前6世紀に何があったか調べてみたのですが、ピンとくるものはありませんでした(笑)
ただ、仏教の祖であるお釈迦様が生きていた時代とされるのが紀元前5~7世紀らしいので、お釈迦様が生きていた時代からあったスポーツと思えば、かなり昔からあるスポーツだと思えますよね。
ルールは?
それではポロのルールを簡単にご紹介します。
- 1チーム4人構成。
- 競技は270x150mのフィールドで行う。
- ボールを使用する。
- 選手は「マレット」と呼ばれるT字のスティックを使用する。
- マレットでボールを打つなどして、相手のゴールに入れれば得点。
- 「チャッカー」と呼ばれる7分ごとの区切りがあり、試合時間は「チャッカー」を6回、7×6=42分間で行われる。
地域やその時々によって試合時間などが変わったりするそうですが、近代のポロは大まかにはこのようなルールになっています。
簡単に言うとホッケーやラクロスに似てますね。
ただ、大きく違うのはフィールドの広さです。
270x150mというのはかなりの広さがあり、サッカー場でいうとなんと9倍の広さがあります。
なぜそんな広さが必要なのかというと、それは他のスポーツと大きく違う、ポロの最大の特徴のためです。
馬に乗ってするの!?
それは馬に騎乗して競技を行うということです。
ボールを打つのも、追いかけるのも全て馬に騎乗して行います。
こんな競技、他にないですよね?(笑)
単独で馬術を競う馬術競技や、団体で速さを競う競馬はありますが、ボールを相手と追いかけ合ったり打ち合ったりするわけですからね。
実際に競技の映像も見ましたが、馬同士が接触したり、落馬したりと結構激しいです。
とてもじゃないですが、私には怖くてできそうにありません(笑)
ちなみに試合では1人につき4頭の馬を使用することができ、チャッカーごとに乗り替えることができます。また、連続して同じ馬を使用することはできません。
日本でも…
実はポロは日本でも「打毬」という名前で、かなり古くから親しまれていたそうです。
いつから行われていたかは定かではないですが、あの「万葉集」にも打毬が行われている様子が書かれているらしいので、かなり古い時代から行われていたことがわかりますね。
そんな打毬ですが、今でも山形県などで神事として執り行われています。
ではポロはどうかといいますと、残念ながら日本ではポロを行う前提条件の困難さから、ほぼ行われておらず、競技者も数人程度といわれています。(ポロを行うには馬を1人4頭を用意しなければならず、1チーム4人×4頭=16頭+相手チーム16頭=計32頭の馬を用意しなければいけない)
今は馬じゃなくて…
そんな残念ながら日本では元気のないポロですが、世界ではまだまだ競技者も多く親しまれています。
ですが近年、本来の馬に乗って行うポロではなく、他のものに乗って行うポロも人気だったりするんですよ~。
では何に乗って行うかというと、これはホントに色々あって、例えばカヌーに乗って行う「カヌーポロ」や自転車に乗って行う「自転車ポロ」から、なんと象に乗って行う「エレファントポロ」まで多岐にわたります。
ただ、その中でも私が気になってしょうがないのが「セグウェイポロ」!
そうです!あのセグウェイに乗ってポロをするんですよ~
なんかポロをするのにセグウェイってピッタリだと思いませんか?体重移動で操作できますし。
それに最古のスポーツをハイテクに乗って行う。っていうところにロマンを感じてしまいます(笑)
「ポロ」がファッションに与えた影響とは?
ポロは最古のスポーツだけあってスポーツだけではなく他の業界にもさまざまな影響を与えています。
その中の1つがファッションなんですね。
ということでファッションにポロがどのような影響を与えたのか、その一部をご紹介します。
あの有名ブランドの由来?
まずはじめは、みなさんご存知の有名ブランドの由来、ロゴになっているというお話です。
その有名ブランドとは「ポロ ラルフローレン」(POLO RALPH LAUREN)です。
そのまま名前にポロが入ってるんで、みなさんもすぐにお分かりになったと思います(笑)
ではなぜ名前にポロが入っているかというと、創業者であるラルフ・ローレンはネクタイメーカーで働いていた時があるんですが、そこで初めて自分でデザインしたネクタイに名付けた名前が「ポロ」だったんですね。
ポロとつけた理由は、スタイリッシュなスポーツであることや、上流階級に親しまれているスポーツなどがあるそうですが、これが元となり、その後創業した際にも「ポロ」と名付けたそうです。
そしてポロ ラルフローレンといえばこのロゴ。
これもポロをしている選手そのものですよね。
このようにポロは「ポロ ラルフローレン」に多大な影響を与えていています。
また、逆に「ポロ ラルフローレン」のおかげでポロを知っているという方も多数いらっしゃるように、ポロの知名度向上に多大な貢献をしていますので、ポロと「ポロ ラルフローレン」はまさしくWin-Winの関係といえるでしょう。
ポロシャツはもちろん?
続いては「ポロシャツ」です。
これも名前の通り、どうせポロの競技中に着ていたシャツが元となったんでしょ。と思いきや実は違います(笑)
実はポロシャツはフランスで「テニスシャツ」として開発されたものなんですね。
それを当時決まった競技用シャツが無かったポロがいち早く取り入れたため「ポロシャツ」として広まったと言われています。
その名残としてフランスを筆頭に一部の地域では現在でもポロシャツのことを「テニスシャツ」と呼ばれることもあるそうですよ。
始まりは違いましたが、ポロシャツと呼ばれるだけあって、ポロがポロシャツを広めるにあたり多大な影響を与えたことは確かではないでしょうか。
ボタンダウンシャツも実は?
最後に「ボタンダウンシャツ」。
こちらはポロシャツと違い、ちゃんとポロの競技者が着ていたシャツにヒントを得てデザインされたものです(笑)
というのも、当時ポロの競技者は襟が大きいシャツを着て競技を行うのが主流でした。
ですが、馬に乗って競技を行うわけですから競技中はかなりの速度が出たり、振動が激しかったりします。そうなるとこの大きな襟がバタついて邪魔になってしまうんですね。
そのため競技者は大きな襟にボタンを付けて、バタつかないように工夫していました。
それにブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)の創業者の孫であるジョン・E・ブルックスが注目し、これを元にデザインされたのが「ボタンダウンシャツ」なんですね。
このため、ブルックス ブラザーズではボタンダウンシャツのことを「ポロカラーシャツ」と呼んでいます。
このように、今では当たり前のようにある「ボタンダウンシャツ」ですが、ポロがなければ、そしてそれにジョン・E・ブルックスが注目しなければ誕生していなかったかもしれないですね。
【まとめ】
さぁどうだったでしょうか?
簡単にまとめると……
- ポロは最古のスポーツの1つ
- 馬に乗って競技を行う
- 日本でも打毬として古くから親しまれてきた
- 最近は馬に乗るのではなく、セグウェイに乗って行うセグウェイポロまである
- ポロはファッションにも多大な影響を与えている
- ポロ ラルフローレンもポロから名付けられた
- ポロシャツは元々テニスシャツだが、ポロシャツとして広まった
- ボタンダウンシャツはポロの競技者のシャツをヒントにデザインされた
さすが最古のスポーツの1つだけあって、なかなかスケールの大きいスポーツでしたね。
なにより馬に乗って行うだけでもすごいのに、それでお互いにボールを追いかけ合うわけですからね。
そこには接触することもあれば落馬することももちろんあるわけです。
接触に関するルールはありますが、どうしても危険だな~と思うのは私だけでしょうか?
とてもじゃないですが私は怖くてできそうにありません(笑)
でも馬に乗って走るのは気持ちよさそうですよね~。
今の季節に風を切って走ってみたいものです。
そしてポロがファッションに与えた影響は大きいですね。
ポロ ラルフローレンはもちろんのこと、ポロシャツもボタンダウンシャツも当たり前のように買ったり着たりしていますが、ポロが無ければもしかするとまだ存在していない可能性もあるわけですからね。
そう思うとポロの影響も大きいといえるのではないでしょうか。
あと一つ思うのが、やはり人間と馬の関係性は切っても切れないものなのだなということですね。
最古のスポーツでも馬が使われていたように、その歴史はとてつもなく長く深いものですし、今なお地域によっては馬は重要な移動手段です。
このような人間と馬の共存についてあらためてなにか思うところがありましたね。
まぁ私が競馬が好きだからというのがあるからなんですけどね(笑)
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