金太郎の服装は?本当に実在した?五月人形?金太郎にまつわるお話

ファッション雑学

さぁもう楽しいゴールデンウィークも終わりましたね~
五月病という言葉もありますが、みなさんは久々のお仕事、学校は無事に終わりましたか?


さてゴールデンウィークの祝日の中にはこどもの日、そして同日に端午の節句があります。
端午の節句といえばこいのぼりや菖蒲湯など色々な風習がありますがその中の一つとして五月人形を飾る風習がありますよね?

病気や事故など災いからこどもを守ってくれるように鎧飾り、兜飾り、武者人形などを飾る風習ですが、そんな五月人形として金太郎を飾ることもあるらしいんですね。


なんか疑問に思いませんか?
あれっ?なんで災いから守ってくれるように飾るのに金太郎なの?って思ったことないですか?


ということで今回は金太郎にまつわるお話です。

金太郎といえば「まさかりかついで きんたろう~♪」という童謡やおとぎ話で有名ですが、いったいどんな言い伝えや逸話があるのでしょうか?

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まさかり担いでるだけじゃない?大出世する金太郎のストーリー

金太郎といえばこのイメージですよね

金太郎のおとぎ話といえば、先ほどの「まさかりかついで きんたろう~♪」のようにまさかり担いで熊と相撲を取ってるイメージですよね?ですが話のエンディングで金太郎がどうなるかは意外とみなさんも知らないんじゃないでしょうか。


金太郎のストーリーの序盤は、山奥で母親と2人で暮らす金太郎がまさかりを担いで木を切ったり、熊と相撲を取ったりと、まさにみなさんの金太郎のイメージ通りの展開です。

その後、強いだけでなく優しい金太郎は、目が悪い母親のために目に良いとされる温泉に連れて行ってあげたり、困っている友達の動物たちを助けたりしながら過ごしていたのですが、ある日金太郎は武将一行を出会います。

その武将こそ朝家の守護とも呼ばれた源頼光でした。頼光は金太郎の強さや優しさを大変気に入り家来にしようとします。
金太郎は母親を1人残してしまうことに悩みますが、その母親の後押しもあり晴れて頼光の家来となり都に行くことになります。

その後、坂田金時に名を変えた金太郎は酒呑童子を退治するなど頼光四天王と呼ばれるほど大活躍しました。


以上が金太郎の簡単なストーリーです。みなさんは最後まで知っていましたか?

序盤はみなさんもイメージする金太郎でしたが、最後は源頼光の家来となって頼光四天王と呼ばれるほどの大活躍するという大出世、衝撃の展開でしたね。

この結末は知らない方も多いんじゃないでしょうか?

金太郎にまつわるお話

金太郎は実在した!?

金太郎は実在した人物だった?

とても強く優しい、そして大出世を果たした金太郎ですがなんと実在した人物だともいわれています。
これはびっくりですよね!おとぎ話の中の架空のキャラクターだと思っていたのに実在の人物だったなんて…


実際のところこれには諸説あるのですが、実在する説では金太郎は坂田金時と名乗り、おとぎ話のように源頼光の家来として頼光四天王と呼ばれるほど大活躍をしたそうですよ。

その後、金太郎は55歳の時に病により残念ながら命を落としたそうです。しかし、生前の活躍ぶりがすごかったことから言い伝えとして残り、今でもおとぎ話として残っているそうです。


ちなみに実在しない説のほうでは、藤原道長に仕えていた優秀な随身であった下毛野公時をモデルとして金太郎のおとぎ話や伝説ができたとされています。

五月人形で金太郎を飾るのはなんで?

金太郎人形には様々な願いが込められています

さて冒頭でもお話した、なぜ五月人形として金太郎を飾るのか?ですが、金太郎のおとぎ話を最後まで知ったあとではなんとなく意味がわかるんじゃないでしょうか。


五月人形として金太郎を飾る意味は、金太郎は健康の象徴とされていること、そしておとぎ話の内容から武勇出世を願って飾られています。

つまりこどもが金太郎のように健康で強く、そして優しい心を持つ大人に成長するように、そして大出世した金太郎のようにこどもの立身出世を願って金太郎を飾っていたんですね。

金太郎の服装は?

金太郎の服装は?

金太郎の服装といえばみなさん赤色で真ん中に金と書かれたものをイメージしますよね?
ですが、あの服はなんという服なのかご存知ですか?


あの金太郎が着ている服は腹掛けといいます。

金太郎が着ていた腹掛けは子ども用の腹掛けなんですが、この腹掛けには大人用もあり昔は火消し、大工、商人たちが着ていたそうですよ。
大人用の腹掛けは今でいう短いエプロンのような形をしていて、お腹の部分の大きなポケットからどんぶりとも呼ばれていたそうです。
ちなみにどんぶり勘定のどんぶりはこのどんぶり由来するそうですよ。


そんな腹掛けですが、実は今でも現役で着られています。

主に祭りの衣装としてきられているんですが、みなさんが目にする機会が多いものとしては人力車があります。
人力車を曳いている人のことを車夫というのですが、彼らが着ている服こそ腹掛けなんですね。

人力車の世界ではこの腹掛けのくたびれかたや扱いでベテランか新人かバレるほど重要なアイテムにもなっているそうなので、みなさんも人力車を見掛けたり利用する時は注意して見てみるとおもしろいかもしれませんね。

上半身の黒い部分が腹掛け

あとがき

いかがだったでしょうか?
意外と知らなかったことも多かったんじゃないでしょうか?
私は金太郎のお話の最後は知りませんでした。まさか大出世してるとは(笑)


それにまさか実在しているなんて……衝撃ですよね。
まぁ諸説あるらしいんですが、私は実在していると信じたいですね。だってあの金太郎が実在したなんて夢があっていいじゃないですか~。おとぎ話は夢があればあるほどいいんですから!


それに五月人形にしても金太郎のお話をよく知らない時は疑問に思いましたけど、最後まで知ったあとは納得しましたし、意味を考えるとむしろ金太郎人形がいいんじゃないかと思っちゃいますね。


そして金太郎の服装!まさか人力車の車夫さんが着ているのと子ども用と大人用の違いはあるとはいえ同じだとは思いませんでしたね~。
今度人力車を利用する時はじっくり腹掛けのくたびれ度合を見ちゃいそうです。まぁわざと汚して使用感を出した新人に騙されそうですが(笑)


さて金太郎といえば他にも金太郎飴やきんぴらごぼうなど様々な由来や伝説がありますが、それはまたの機会に……

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