今回のお話は?
- お月見はいつ?
- お月見はなにをする?お供えものは?
- かぐや姫が月に帰った日はお月見?
- かぐや姫の服装は十二単?
- 十二単ってどんな服?
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そもそもお月見ってなに?
お月見はいつなの?
実はお月見はその年によって変わります。
というのも、お月見は元々旧暦の8月15日、つまり満月の日とされていました。(旧暦は月の満ち欠けを基準としていたので大体15日頃が満月になる。)
この日を現代の歴に合わせると9月の満月の日になりますが、満月の日はその年によって変わります。
そのためお月見もその年によって変わるということですね。
では今年(2024年)のお月見は何日かというと、今年の満月は17日ですので、今年のお月見は9月17日になります。
お月見は何をするの?
ではお月見はなにをするのかというと、元々はお月見という名前のとおり美しい満月を眺めながらお酒を飲んだりして楽しむものだったそうです。
その後、ちょうどお月見の季節に作物の収穫を迎えることから、収穫を祝う収穫祭としての側面ももつようになったといわれています。
お月見にお供えをするのはこのためなんですね。
つまり家族や友人と美しい満月を眺めながらお話したりお酒を飲んだりして楽しみ、月に感謝してお供えするのがお月見なんですね~!
ちなみにこの日の満月はその美しさから中秋の名月とも呼ばれています。
お月見のお供え物は?
先ほども言ったようにお月見では月に収穫を感謝しお供えものをしますが、そのお供えものは主に3つのものとされています。
一つはススキ。
お月見といえばススキをイメージされる方も多いと思います。
このススキには魔除けの力があるといわれていたそうで、ススキをお供えすることによって災いなどから農作物を守り、豊作を願う意味が込められています。
ちなみにススキは秋の七草でもあります。
続いてはお月見だんご。
これもお馴染みですね。
収穫の感謝の気持ちから、丸くしただんごを満月に見立ててお供えしたとされています。
ちなみにだんごの数は15個が良いとされていて、高く盛るように飾ると良いそうですよ。
最後は農作物。
収穫した農作物をお供えして収穫を感謝する意味があります。
お供えする農作物は芋類が良いとされていますが、その中でも里芋をお供えすることが昔から多かったそうですね。
ちなみに元々は里芋をお供えしていた名残りとして、形の似ているお月見だんごがお供えされるようになったとする説もあるそうですよ。
みんな楽しみお月見どろぼう
これは子どもの頃に楽しみにしていた方も多いんじゃないでしょうか?
私はめちゃくちゃ楽しみにしてました(笑)
お月見どろぼうとは子どもがお月見のお供えを盗んで食べたりすることです。
普段そんなことをしたらお母さんのカミナリが落ちたりするところですが、お月見は特別で怒られたりはしません。
というのも子どもは月の使者と考えられていて、「子どもが食べる=月が食べてくれた」とされ縁起いいことだといわれているためです。
ですからお子さんがいらっしゃる家庭はどんどん盗み食いされちゃいましょう!
お供えものが全て無くなることが一番良いそうですからね。
もちろん大人は盗み食いしちゃダメですよ(笑)
竹取物語もお月見の日だった?
かぐや姫が月に帰ったのはお月見?
みなさんもよく知っている竹取物語。
竹から生まれたかぐや姫のお話ですね。
この物語のクライマックスはかぐや姫が月に帰るところですが、実はこの日は旧暦8月15日、つまりお月見の日とされています。
なぜこの日になったのかは定かではないですが、この物語が書かれた時代(平安時代)から月といえばこの日、美しく見えるこの日の満月こそが月のイメージだったかもしれませんね。
かぐや姫の服装は十二単?
そんな月に帰ってしまうかぐや姫ですが、かぐや姫がどんな服装をしていたかご存知ですか?
かぐや姫は月に帰る際は天人たちが持ってきた天の羽衣を羽織って月に帰っていったそうですが、それまで地上で暮らしていた時は十二単を着ていたとされているんですね。
よく昔の物語やおとぎ話、ドラマなどで登場したりするので十二単がどんな服かイメージできる方も多いと思いますが、実際はどのような服でどのような用途で着られた服装だったんでしょうか?
十二単って?
十二単は平安時代の服装で、当時の公家の女性たちの正装でした。
実は十二単というのは後年の通称で、正式には五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)や女房装束(にょうぼうしょうぞく)と呼ばれるそうです。
ちなみに源氏物語の作者紫式部や枕草子の作者清少納言はこの時代の有名人物ですが、彼女たちは実際に十二単を着ていたらしいですよ~
十二単は構成が複雑?
出典:十二単東京
十二単は名前のとおり幾重にも着物を重ねて着るのですが、その構成はなかなか複雑で「裳・唐衣・表着・打衣・五衣・単・袴」と多くの種類の着物で構成されています。
そしてこれらの着物の色の組み合わせて私たちがイメージするような華やかさを醸し出しているんですね。
また、この色の組み合わせには決まりがあり、季節によって組み合わせを変えたりしていたそうですよ~。
時代は違ってもお洒落に気をつかってると思うと親近感が湧きますよね(笑)
ちなみに十二単の名前の由来は幾重にも重ねて着るさまから呼ばれるようになったものであり、本当に12枚重ねて着ていたわけではないそうです。
実際の枚数はその時々によったそうですが基本的には8枚重ねが多かったそうですね。
十二単はめちゃくちゃ重い?
このように華やかな正装である十二単ですが、幾重にも着物を重ねて着る弊害としてめちゃくちゃ重たかったそうです。
その重さはなんと20kg!!
これは瓶ビール1ケース分相当の重さだそうです。
すごいですよね~。そんな重さを着て生活するなんて想像つきません。
しかも20kgというのは一般的な枚数を重ねた時の重さだそうで、それ以上に重ねてきた時はもっと重たかったそうです。
実際にこの重さは当時からしても重たかったらしく、中には着たものの歩けなくなる女性もいたそうです(笑)
【まとめ】
- お月見は旧暦8月15日、現在は年によって変わるが今年は9月17日
- お月見は月を眺め楽しむ他に収穫祭の側面もある
- お供えものはススキ、お月見だんご、里芋の3つ
- お子さんはお月見どろぼうをして楽しもう
- 竹取物語でかぐや姫が月に帰った日はお月見
- かぐや姫の服装は平安時代の公家の女性の正装だった十二単
- 十二単は着物を幾重にも着物を重ねて着る華やかな服装だが重さがネック
この季節の行事といえばお月見ですよね
子どもの頃は何のためにお供えしてるとか何も知りませんでしたけど、とにかくお月見だんごが食べたくてお月見を楽しみにしていました(笑)
みなさんも今年のお月見を家族や友人と楽しみましょうね~
そしてかぐや姫。なんとなく華やかな着物を着ているイメージはありましたが、あの服は十二単だったんですね~。
そりゃ華やかなのも納得です。
十二単についても色の組み合わせを変えたりといつの時代もお洒落はしたいんだな~とか思っていたんですけど、そんなことより重さがえげつない(笑)
20kgはもう筋トレの領域なんじゃないでしょうか…
私はいつもどおり体重が増量中なんですが、十二単を着て生活すれば夢のスリムなボディが手に入るかも……なんて思ってしまいます(笑)
それではこの辺で…
次回もよろしくお願いしますね~
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